フィリピン留学は無駄？経験者の私が感じたメリットとデメリットを徹底解説

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本記事は次のような不安や疑問を抱いている方におすすめです。

ここ数年、フィリピン留学は物価が日本や欧米より安いことから格安で英語が学びたい人にピッタリということもあり年齢問わず日本人や韓国人からの人気が非常に高いです。

筆者である私はニュージーランドにワーホリに行く前に3ヶ月間のフィリピン留学を経験しました！

フィリピン留学を終えてそのままニュージーランドに向かったわけではありませんが、フィリピン留学に行くことを決めた理由としてはワーホリ前に『少しでも英語に慣れておきたかった』から。

当時働いていた飲食店では外国人のお客さんがほとんどだったこともあり英語に触れる機会はたくさんありましたが中学英語もろくにわからない、基礎が全くなかった私にとってその環境は何もかもが新しくてウキウキする反面、お客さんの質問に答えられず気まずく感じることもしばしば…笑

そんな時に知ったのがワーホリとフィリピン留学でした。

初めに気になったのはワーホリでしたが、直感で『ワーホリで仕事するならその前に基礎は勉強しておいた方がいいかも』とフィリピン留学を決断しました。

結論から言えば私の感想は『フィリピン留学に行ってよかった』ということ。

そのことを踏まえてこちらの記事では経験者の私が感じたフィリピン留学のメリットとデメリットを解説していこうと思います！

この記事を読んでこれからフィリピン留学したいけどなんとなく決断できない、漠然とフィリピン留学に興味があるという方の参考に少しでもなれば嬉しいです！

既にフィリピン留学をする！！と決めている方には別記事でフィリピンに特化した留学エージェントの比較を紹介しているので気になる方はチェックしてみてください⇩

フィリピン留学は無駄？経験者の私が感じたメリットとデメリット

フィリピン留学はワーホリ前に基礎英語を固めるために準備として行く人も非常に多いことで有名です。

実際にフィリピン留学に行った私ですが、トータルの満足度は高かったし後悔は全くしていませんが良くも悪くも全てが想像していた通りというわけではありませんでした。笑

そんなわけで本記事ではフィリピン留学に行こうと考えている人に出来るだけネット上で抱くイメージと現実のギャップの幅を小さくすることで現地に着いてから…

『こんなはずじゃなかった』『想像と違った…』

と後悔してしまう人を減らすべく経験者の私が感じたメリットとデメリットを本音でシェアしたいと思いこちらの記事を書きました！

それではさっそくフィリピン留学ってなに？と思われている方にも分かるようにフィリピン留学の特徴から解説していきたいと思います！

フィリピン留学の特徴は？

まず初めに、『フィリピン留学』ってなに？　と気になっている人のために欧米留学とは違うフィリピン留学ならではの特徴をわかりやすく箇条書きにしてまとめました。

フィリピン以外にも語学留学ができる国はたくさんありますがその中でも日本人にとってフィリピンは一番手軽に留学を体験できる最適な場所と言えます！

フィリピン留学のメリット

日本から距離が近く航空券も安い

フィリピンと言えば日本と時差はたったの1時間で飛行機移動も約5時間なのでとにかく近い！！

私が現地に到着した時に感じたことはあっという間すぎて『え？私ここで留学するの？』というどこか拍子抜けしたような不思議な感覚だったことを覚えています。笑

そして何と言っても航空券は欧米に行く半額か時期によっては半額以下で購入が可能なんです。

留学費用の大部分は授業料を占めると言われていますが、欧米に留学に行くと航空券代だけで10万円以上は普通なのでそれが半額で済むと考えたらこの差はかなり大きい…

確かにワーホリを考えている人であれば、どーせ欧米行くんだったらフィリピン留学に行かずそのままワーホリに行ってしまえばいいのでは？　なんて思われる方もいるかもしれません。

しかしその前に航空券も含め留学費用が安く済むフィリピン留学で基礎英語をしっかりと固めておけばワーホリで授業料の高い欧米の語学学校に通う必要がなくなる可能性も出てきます。

ワーホリに行く人であればこんなメリットもありますが、ワーホリ関係なく社会人で1ヶ月未満しか休みが取れないなんて人も航空券が安く距離も近いことで気楽に留学ができるというのはメリットでしかないです！

授業料のコスパは最強

フィリピン留学はフィリピンの物価が安いことから滞在費も含めた語学学校の授業料が欧米での留学に比べて格段に安く授業時間数は最低でも5時間、最長でなんと10時間というコマ数から選ぶことができます！

ちなみに欧米の語学学校でフルタイムというと1日に4〜6時間が一般的、一方でパートタイムを選ぶと1日に2〜3時間が平均的な授業時間数になります。

欧米とフィリピンの留学費用（授業料と滞在費のみ）はこんな感じ⇩

授業料＋滞在費（3ヶ月）	パートタイム	フルタイム
欧米（アメリカ/北米/ヨーロッパ）	50〜70万円	60〜90万円
フィリピン	25〜40万円（リゾート留学）	35〜60万円

これだけ見ても費用の差は歴然…。

欧米が高い！！　というより正しくはフィリピン留学が安すぎる！！という話。笑

だって日本で一人暮らしに月10万円かかるとしたら生活するだけで3ヶ月30万円。

え…？

いやだから安すぎるんですよね。むしろ欧米の留学費用が妥当と言えば妥当。

実際の私の留学費用はというと嘘偽りなしの一般ESL7時間＋オプション1時間（滞在費込み）で3ヶ月36万円ほどでした！

授業料以外に航空券や保険料、諸費はかかりますがそれでも3ヶ月50万円ほどで留学ができると考えたらめちゃくちゃ安いとしか言いようがないです。

寮生活なので勉強に全集中できる

欧米留学と大きく異なるのが滞在先の選択肢です。

欧米留学ではホームステイかシェアハウスなのに対しフィリピン留学だと学校に併設されている寮かビジネスホテルかコンドミニアムという選択肢があります。

学校によっては上記のような選択肢がないこともありますが基本的には1日3食、週1〜3のランドリーサービス、掃除が込みで、滞在費というよりは『授業料』に既に滞在費込みの価格が表記されていることがほとんど！（※滞在先なしは基本選べない）

このように全て込みで料理洗濯など一切気にする必要がない寮生活だからより英語学習に集中できるということです。

私は3人部屋を選びましたが、一緒になった韓国人ルームメイトも親切な良い子達だったので特にトラブルなく勉強の妨げになるようなこともありませんでした。

語学学校によっては校則で平日外出禁止の学校もあるのでぶっちゃけ英語に集中する以外やることがないという日本ではほぼ不可能な『英語漬け』の環境に身を置くことができるのもフィリピン留学ならではと言えます。

ちなみにフィリピン留学の語学学校の価格表記はこんな感じが一般的⇩

画像引用:フィリピン留学ドットコム

このように滞在費込みの価格表記なのであとは部屋のスタイルを選ぶだけのシンプルな料金体系がフィリピン留学の特徴の一つでもあります。

初心者が多い

フィリピン留学の特徴の一つでもある『初心者が多い』ということ。

ただこちらのメリットはあくまであなたが初心者であればという話です。

ちなみに欧米留学のあるあるですが、『初心者でも大丈夫！！』なんて言われている語学学校でも実際の生徒の英語レベルは割と高く『初心者』って意外と少ないのが現実。泣

周りの英語レベルが高い方が英語力の向上も早いなんて言う人もいますが、正直言ってこれは個人的に『初心者には当てはまりにくい』と思っています。

英語レベルが高い集団に入って英語力を向上できるのは、最低限自分の言いたいことを文章にできるくらいの英語レベルの人であって極端にわかる単語が少なく文法のレパートリーがあまりない初心者にはあまり効果は期待できないです。。

リスニング力は上がったとしても、発言ができないとなると残念ながらスピーキング力は上がりません…

フィリピン留学で私が感じたことは明らかに初心者の自分に近いレベルの人も多く（もちろん超レベル高い人もいます）不思議と団結感があり『一緒に頑張って話せるようになろう！』という雰囲気でお互い初心者なので萎縮せずに会話もしやすかったのを覚えています。

結論、やはり初心者が多い最大のメリットは会話のペースも早すぎないので会話に入りやすくかつ間違いを気にしすぎることなく発言ができるのでスピーキングの練習になるということです。

マンツーマンでレベルにあった授業を受けられる

フィリピン留学といえば『マンツーマン』が多いことで有名です。

欧米留学や日本でマンツーマンレッスンを受けるとめちゃくちゃ費用が高額なんですが、フィリピン留学はただでさえ欧米留学より安いのにさらにグループレッスンではなくマンツーマンレッスンがメインの語学学校が多い！！

もうこれはグループレッスンが苦手な私にとって嬉しい限りでした。泣

マンツーマンレッスンの魅力はなんと言っても1:1であることから講師と生徒の距離が非常に近く、授業を重ねるごとに講師も生徒の苦手としていることを把握しやすいので自分に合ったレベルの授業を受けられること。

グループレッスンであればカリキュラムが決まっているので、一人ができないからと授業を止めて何回も同じ授業はできませんがこれがマンツーマンレッスンならできるということです！

マンツーマンレッスンで注意した方がいいことは分からないことは質問したり何か思うことがあるなら常に自分の意見や意思をしっかりと講師に伝えること

これをしないとマンツーマンレッスンのメリットを最大限に活かすことができません。笑

授業についていけてない感じがするとか理解が足りない気がするとか些細なことでも伝えないと相手はプロとはいえ100%あなたが感じていることを察するのは無理です…

こう言ったことを伝えて初めて自分に合ったレッスンを講師と作っていくことができるというわけです。

日本人スタッフがいる語学学校もあるので安心

こちらは語学学校によってさまざまですが、私は当時、英語初心者であると同時に留学自体も初めてで不安だったのであえて日本人スタッフがいる語学学校を条件に学校を決めました。

条件にとは言ってもセブ島やバギオなどのフィリピン留学で人気の高い都市の学校は日本人スタッフ常在なことも多いのでこれを条件にしたからと言って語学学校の選択肢が極端に狭まるなんてことも少ないです。

欧米の語学学校では日本人スタッフがいること自体がかなりレアなので日本人スタッフがいる語学学校の選択肢があることもフィリピン留学のメリット！

日本人スタッフの方がいたことで相談などもしやすく分からないことがあってもすぐに質問をして答えがもらえるので初心者の私でも安心して留学することができました。

フィリピン留学のデメリット

留学生の国籍がアジア中心

残念ながらフィリピン留学をする留学生はほぼ韓国人と日本人です。

『多国籍』と謳っている語学学校でも8割が韓国人、2割が日本人、1割にも満たない数パーセントが台湾、中国、ロシア、タイなど他の国であることがほとんど。

これを多国籍と言っていいのか？と思われるかもしれませんが韓国資本の語学学校は生徒の9割が韓国人で残り1割が日本人を含めた他国籍なんてことも珍しくありません。

フィリピン留学での語学学校選びの際にはこの多国籍という捉え方に注意が必要です。

受け身の授業になる可能性がある

マンツーマンレッスンはフィリピン留学のメリットであると同時にデメリットにもなり得ます。

マンツーマンレッスンの魅力は自分のレベルに合った授業を受けられることですがあまりにも自分の意見を言わず発言が少なすぎるとただただ講師が話しているのを聞いているだけの授業になってしまうことも…

初心者にありがちなのがスピーキングに自信がないあまりついつい黙って話を聞くだけで質問されてもYESかNOでしか答えられないということ。

仕方がないと言えば仕方がないですが自分が質問したいことや気になることがあれば流してしまうのではなくその場で講師に待ってもらって調べながらでも発言していくことがとても大事です。

こういったことを何もせず流れに身を任せているとせっかくのマンツーマンの授業がただ話を聞くだけの日本でもできる独学と大して変わらないものになってしまう可能性があります。

講師の質にばらつきがある

これは私が行った語学学校での実話です。（※全てが私の経験したものではありません）

正直これ以外にもたくさんあると思います、、例えば講師の態度が悪いなどは耳にすることもありました。

質の高い講師の方がたくさんいるのも事実ですが、こういった明らかに問題のある講師の方がいるのも事実です。

当たりが悪かったと言ってしまえばそれまでですが基本的にあってはならないことなので疑問に思うような態度や行為を授業中にする講師にあたった場合はすぐに相談しましょう。

生活が快適でないことも…

日本という清潔で便利で快適な国に住んでいるとどうしてもフィリピンでの生活環境に不満を抱いてしまうことも…。

部屋自体は掃除の方が定期的に入ってくれるので綺麗は綺麗です。

が気になることといえばWifiの繋がりが悪かったりお湯が一時的に出なかったり、根本的なシャワーなど水回りの汚れが気になったりタイルが割れていたりと日本ではあまり出くわすことのない環境であることもないとは言えません。笑

特にマンモス校と言われる大人数の学校併設の寮などは使用人数も多いことからWifiが遅くなることも珍しくないです。ビジネスホテルやコンドミニアムの方がWifiの繋がりはいいと言われていますが日本のようなスムーズで快適なWifi環境はあまり期待しない方がいいかもしれません。

理想と現実のギャップがある（治安…etc）

フィリピン留学で有名なセブ島なんかはリゾート地としても有名ですが、正直言って海が写真のように綺麗かと言われるとそうでもないです…。

私はフィリピン留学ではバギオという海からは遠い地域に行きましたが旅行でセブ島に行ったことがあります。

フィリピン留学で留学エージェントのウェブサイトに必ずと言っていいほど見かける綺麗な海の写真ですが珊瑚が少ないため海の透明度が期待していたより濁っているような印象が強かったです。

一言にセブ島と言ってもリゾート地と呼ばれる地域はほんの一部なので立派で綺麗なプール付きのホテル、校舎も一歩外に出れば写真からは想像できないようなフィリピンのローカル感が強い場合がほとんどです。

綺麗な海に興味が全くない人であればデメリットでもなんでもないかもしれません。もちろん離島などにいけば綺麗なところもあります。

ただセブ島のようなリゾート地に海の綺麗な写真のイメージのままで行くと少しがっかりする可能性が高いです。笑

結論・・・フィリピン留学は無駄なんかじゃない

結論、フィリピン留学は無駄なんかではありません。

欧米留学に行ってもメリットだけではないしフィリピン留学にもメリットデメリット両方あります。

ただメリットがデメリットを上回るくらいフィリピン留学に行くメリットは大きいです。

特に英語学習を始めて間もない初心者にとってフィリピン留学はインプットに集中できてかつマンツーマンレッスンで疑問に思っていることをそのまま質問できて発言できる場が多く持てるのでスピーキング力向上も期待できます。

実際に私がフィリピン留学で出会った数人の日本人も初めと比べて3ヶ月後には目に見えてわかるほど明らかに全員英語力は上がっていました！！

ネット上で見かける『フィリピン留学は無駄』というのは結局は自分の努力次第では『無駄にもなり得る』ということだと思います。

でもそれは決してフィリピン留学だからというわけではなくて欧米留学に行ったって無駄だったと後悔する人はいます。

なぜなら全ては自分次第だからです。

だから留学に行かなくても英語を流暢に話せる人がいるんです。笑

それはその人が自分に合った勉強の方法で環境関係なく努力ができる人だから。

努力せずして語学の習得ができるのは言語習得の能力が驚く高い一部の人か小さい時から英語に触れ続けている人だけです。

私も初めの1ヶ月は完璧に話したい気持ちが強いと同時に間違った英語を話したら恥ずかしいという気持ちが強いあまり発言があまり出来ず少し落ち込んだ時期もありましたが徐々に環境にも慣れ英語を聞くことにも話すことにも慣れていって3ヶ月後には文章を頭で考えながらではありますがなんとなく言いたいことは口にできるようになっていました。

よって日本での独学だけでは厳しいと感じている人、英語漬けの環境を作りたい人にはフィリピン留学は最適だと自分が経験したからこそ自信を持って私はオススメできます！

まとめ

いかがだったでしょうか？

フィリピン留学はメリットがたくさんあります。

これからフィリピン留学に行こうと検討している方、フィリピン留学に漠然と興味がある方に向けて今回は私が実際にフィリピン留学で感じたメリットとデメリットをまとめてみました。

フィリピン留学は自分の努力次第で英語力の向上を確実に期待できる場所です。

メリットを活かすか活かさないかはあなた次第です。

最後に一言。やるかやらないか、それだけです。

後悔する人はどこに行っても後悔します。

フィリピン留学だからとか関係なく。

フィリピン留学を英語レベルアップにうまく活用しましょう！

最後まで読んでいただきありがとうございました！

それでは楽しいフィリピン留学を！！