【スピーキング】英会話なるほどフレーズ100の特徴と勉強法｜レビュー&学習効果まで徹底解説

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本記事は次のような疑問や悩みをお持ちの方におすすめです。

さて今回は「英語が話せるようになりたい！」と英語学習を始めたはいいけど、思うようにスピーキング力が上がらないとお悩みの方にぜひおすすめしたい一冊である「ネイティブなら子供のときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」について紹介したいと思います。

本記事のメインで紹介している本はこちら⇩

こちらの本は、ネイティブと会話ができるようになりたいという目標で英語学習を始めた私自身も実際に使用している英語学習本の中で効果を感じた本の一つ！

本記事前半では本の特徴や内容、後半では勉強法とこちらの本を使用して得られた効果などをまとめています。

こちらの本を一言で言い表すとすれば、痒いところに手の届くスピーキング学習本。

例えば人に物を渡すときの「どうぞ」、人にどれがいい？と聞かれて「どっちでもいいよ」、相手の話に共感する時の「それわかる！」とか普段何気なく使っている言葉が英語だとパッと出てこない…

つまりこういった類の頻出フレーズを徹底的にピックアップして的確な解説とともにまとめられているのがこちらの「英会話なるほどフレーズ100」なんです！

そもそも日本人が苦手とするスピーキング学習において、試験のためのスピーキングと口語的な英語が使われるネイティブとのスピーキングでは、勉強法も違えば話せるようになるためのコツも全く違うんです。

今回紹介する本は後者である「ネイティブとの日常会話」としてのスピーキング力を上げるのに最適な本なので、このことを念頭に置いた上で本記事を参考にこちらの本で勉強すれば口語的な表現力がグッと上がること間違いなしです！

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意見を述べるためのフレーズを学びたい方には「50トピックでトレーニング 英語で意見を言ってみる」がおすすめ☺︎

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「ネイティブなら子供のときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」とは

概要・シリーズ紹介

「英会話なるほどフレーズ100 ネイティブなら子どものときに身につける」の概要

本書は、日本語の弁論大会で優勝したこともあるほど日本語が達者なスティーブと、3人の子育てを経験したロビンのふたりのコンビで、アメリカ人が赤ちゃんのときから聞かされ、成長とともに身につけた、英会話のルーツ、日本でいえば「やまとことば」ともいうべき100の表現を集めて解説しました。

引用元: Googleブックス

こちらの本は2000年に発売されたスティーブ・ソレイシィと彼の母親であるロビン・ソレイシィの共同著者による英語のフレーズ集です。

息子であるスティーブ・ソレイシィさんは、上記にもあるように日本語の弁論大会で優勝経験があるくらいなので母国語である英語はもとより日本語もペラペラであることから「なるほど！」と腑に落ちる解説が英会話初心者にも理解しやすく魅力的です。

また経歴としては、NHKラジオでの英語講師だけでなく大学教授を務めたりなど幅広い活躍と豊富な経験から日本人が英語学習でつまづきやすいポイントをしっかり捉えられており、まさにスピーキングを苦手とする日本人でも実践的に使える覚えておいて損はない日常会話フレーズがぎゅっと詰め込まれている本なんです！

フレーズ集のシリーズ（スティーブ・ソレイシィ著）

本記事のメインで紹介している「英会話なるほどフレーズ100」はシリーズの中の一冊でフレーズの一部が空欄になっており反復練習のために併用するのがおすすめな「英会話なるほど練習帳」なども発売されています。

同シリーズで他にも以下のようなフレーズ集が発売されており、どれも生きた英語を学べる英語学習本としてランキング上位、ベスト＆ロングセラーなどどれも人気が高く特にスピーキング力を重視している方に愛用者が多いです。

スティーブ・ソレイシィのシリーズ学習本の特徴

ユニークなステップ名で難易度順に学べる

シリーズ紹介で記載したように「英会話なるほどフレーズ100」や「英会話きちんとフレーズ」ではBABYからTEENAGER、YOUNG ADULTまで難易度順にフレーズを学ぶことができます。

一般的なフレーズ集のようにレベル関係なくフレーズが羅列されていないので、スピーキング学習が初めての方でも誰もが簡単に覚えられる一言フレーズから徐々にレベルを上げながら学習を進めることができます。

例えばBABYステップでは、

「Go ahead._Here.（どうぞ）」

など日常的に使う頻出の一言フレーズ。

「英会話なるほどフレーズ100」の最終ステップとなるTEENAGERでは、

①「I have a favor to ask._Trust me.（お願いがあるんだけど…/私に任せて）」

同じ意味の丁寧な言い方として②「I’d like to ask you a favor.（お願いがあるんですが…）」

と同じフレーズにもシチュエーションや会話相手によって選択肢があるという形でフレーズ紹介、解説が丁寧にされているので、ただ丸暗記していくフレーズ集というよりかはニュアンスを掴みながらしっかり落とし込んで覚えていくというタイプの本です。

英語には日本語でいうところの敬語はないと言われたりしますが、実はそんなことはなく丁寧な言い方は存在します。

「英会話なるほどフレーズ100」では、このように同じフレーズでも2パターンまとめて学習できるので初めてならまず①だけ、ステップアップとして併せて②も覚えるなどスピーキング初心者のみならずシチュエーションに合ったフレーズを増やしたい中級者にもおすすめです。

ネイティブが日常で使う英語表現が学べる

結論としては私自身ワーホリや語学留学の経験があり今現在もカナダに住んでいますが、こちらの本でピックアップされているフレーズは正直ネイティブ間の会話では頻繁に耳にするものがほとんどです。

なんといっても著者はアメリカ生まれのネイティブ。そして共同著者である母親は子育て経験者。

そのため子供の成長過程で必ず教えるであろう極めて使用頻度の高いフレーズに関して熟知されているのでこちらの本には子供大人問わず覚えておいて無駄なフレーズはありません。

日本人が間違いやすい点の解説が的確で分かりやすい

例として「英会話なるほどフレーズ100」から下記の「You’re lucky（羨ましい！良いなあ…）」という意味のフレーズを取り上げてみます。

左ページの【BE CAREFUL】というのが日本人が間違いやすい点、要するに注意点です。

こちらを見ると、日本人は「羨ましい！」と言いたい時に「I envy you」を使いがちとあります。恥ずかしながらまさに私はこの本を読むまで「良いなあ、羨ましい！」と言いたい時に何の疑問も持たず「I envy you」を使っていました。

ちなみに私がこの「I envy you」を学んだのは一般的な英語の文法参考書。

実際にネイティブからすると日本の英語文法参考書の例文はニュアンスとして違和感のあるものも多く、ネイティブなら使わない表現も多いと言われています。

日本人が勘違いしているフレーズは他にもあるわけですが、そんな間違いや勘違いを「英会話なるほどフレーズ100」では誤った例を出しながら日本人が間違いやすいポイントを上手に解説されているのでまさに「なるほどね！」と英語学習に慣れている中級者の学び直しにも最適な本です。

フレーズの応用編まで段階的に学べる

「英会話なるほどフレーズ100」は「ネイティブなら子供のときに身につける」というタイトルがついているので子供向けの本だと思われがちですが決してそうではありません！

あくまで子供が小さい時に必ず学ぶ簡単フレーズをベースに、『大人ならフレーズをこのように応用して使う』という段階的に学んでいくような構成でフレーズの例文が紹介されています。

例えば、下記の日本語は全て同じ意味ですが、母親が子供に言葉を教える時に一番初めに教えるとすれば一番簡単な「ちょうだい」という言葉を教えるのが一般的だと思います。

そして学校に通ったり、社会人になったりといった経験を通して大人らしい言い方を自然と身につけていきますよね。

つまり英語を学ぶ時にも同じことが言えるということです。

英語は日本人にとって第二言語なので初めは赤ちゃんレベルの英語でも全然恥ずかしいことじゃないんです。大人な言い方や難しい言葉なんて知らないのが普通、初めからネイティブのように話せる人なんていません。

決していきなり大人が使う英語フレーズを覚えるのが間違いとか良くないわけではありませんが、段階的に自分のレベルに合わせて学んでいく方が挫折もしにくいです。

英語が母国語でない私たちがネイティブと日常会話をすることを目標にするのであれば、難しい単語やフレーズを一気に覚えるのではなく、簡単だけど日常会話で使える基本フレーズから学んでいく方が効率が良く着実にスピーキング力を伸ばせます。

「英会話なるほどフレーズ100」で取り上げられている「It depends.（場合によるね/一概には言えない）」の例文を上げてみると次のような感じです。

「英会話なるほどフレーズ100」では①〜⑥のように基本的なフレーズが解説されており「英会話なるほど練習帳」ではフレーズ練習用に⑦〜⑮のより多くの例文が取り上げられています。

応用編としてもこちらのシリーズでは例文が多く載っているのでこれらを徹底的に反復練習し使い回し方の基本を覚えることで、載っている例文だけでなく自分でフレーズを他の単語と組み合わせ柔軟に使いこなせるようになります。

短いフレーズが大半なので覚えやすく継続しやすい

こちらの本には、日本語の文法参考書に頻繁に出てくるような日本語訳に寄せた長めの英文は一切出てこず、ほとんどのフレーズが2〜4単語（例: What’s wrong?/ I used to./ I’ll think about it. /…など）で構成されているのでシンプルに覚えやすい！！

もちろんフレーズとは本来そういうものですが、なかには4単語以上を組み合わせた難しい意味の単語が使われているフレーズも多く存在します。

「英会話なるほどフレーズ100」のフレーズに使われている単語は今なら小中学生で学ぶような初級レベルのものが中心。

そのため見慣れない単語が続出してモチベーションが下がるなんてことにもなりにくく、英語学習初心者が必ずぶつかる壁とも言われる「継続」がしやすいことも利用者からの満足度が高い理由ではないでしょうか。

イラスト付きで場面をイメージしやすい

フレーズごとにそのフレーズが使われる場面を描いたちょっとしたイラストがついているのも「英会話なるほどフレーズ100」の特徴の一つ。

各フレーズのイラストを見れば、フレーズを使う場面だけでなく言い方もなんとなくイメージができます。

一般的なフレーズ集で一気に暗記するのもいいですが、そのフレーズを使うシチュエーションが分からず実際の場面で使えないのではスピーキング学習としては元も子もありません。

残念ながらフレーズをたくさん暗記しても使うシチュエーションが理解できておらず使わなければ忘れていきます。

フレーズ集を用いた学習の目的は、多かれ少なかれ覚えたフレーズを実用的に使えるようになることなはずなので、初めのうちはシチュエーションが理解しやすいイラストが載っている「英会話なるほどフレーズ100」のような本が断然おすすめです。

音声ダウンロード付きで発音確認ができる

「英会話なるほどフレーズ100」を含めたスティーブ・ソレイシィ著のフレーズ集には発音を確認できる音声が「booco（ブーコ）」というアプリを通して無料でフルダウンロード（約70分）できます。

言うまでもないですがフレーズを覚えて実践的に使うことを考えれば、やはり正しい発音を知ることは非常に重要です！

それだけでなく発音を確認するということはスピーキング学習のためだけならず、同時にリスニング力を鍛えることにも繋がるのでまさに一石二鳥ということです！

各フレーズ集の最後にはまとめとして「暗記用の100フレーズリスト」が載っているので音声を聴きながらひたすら反復練習をするのにも便利です。

ちなみにこの「booco（ブーコ）」という無料アプリは数多くの英語学習本を出版しているアルクによって管理されている英語学習専用アプリなので見やすく操作もシンプルで使いやすいです。（※スティーブ・ソレイシィのシリーズ以外は書籍によってダウンロードが有料）

別売りの「英会話なるほど練習帳」活用で反復練習ができる

「英会話なるほどフレーズ100」には別売りで「英会話なるほど練習帳（上・下）」が販売されています。

こちらの練習帳は（上）と（下）に分かれており（上）では「英会話なるほどフレーズ100」の1〜50、（下）では51〜100のフレーズをそのまま使い、下記のようにところどころに散りばめられている空欄を埋めながら徹底的に口に出して練習するための本です。

もちろん「英会話なるほど練習帳」がなくてもスピーキング練習はできますが、書かれているフレーズをそのまま見て音読するより空欄に何が入るか考えながら同時に音声を聞いて練習することでさらに定着しやすいです。

「ネイティブなら子供のときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」の評判/口コミ

購入者・利用者の良いレビュー

「英会話なるほどフレーズ100」に関する利用者の良い口コミは次のようになります。

驚くべきことに、利用者の口コミをサーチすると上記のような良い口コミが大半でした！

特に私が個人的に共感し、実際に海外にワーホリに行ったり住んだりして感じたのがどのフレーズも覚えておいて損がない多用できるものばかりだということです。

良い口コミをされている方は英語初心者ばかりではなく英語学習を継続的にされているような方まで幅広いこともこちらの本がただの初心者向け教材でないということの証明ではないでしょうか。

購入者・利用者の悪いレビュー

続いて悪い口コミ評価についてですが、特に多かったのはCDがついてないのが残念というものでした。

最近では、エコ的な観点やCDプレイヤーを持っていない人が増えているせいかCDではなくダウンロードが主流になりつつありますがどうしてもCDが欲しいという方には購入はおすすめできないかもしれません。

そして、こちらの本の使用経験がある私が悪い口コミで唯一共感した意見が基本文法の理解がゼロの初心者には向かない可能性があるという口コミです。

基本構文（SVOC）が全く分かっていない場合、まさにフレーズの丸暗記のみで他の単語と組み合わせて使うという概念が理解しにくく応用が難しいのでこういったフレーズ集を使う前に文法参考書で簡単な基本構文を理解しておくことをおすすめします。

「ネイティブなら子供のときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」の勉強法

①音声アプリboocoで音声をダウンロードする

まずはアルクの無料アプリである「booco（ブーコ）」をダウンロードします。（※もう一つのアルク公式アプリ「ALCO for DLC」では音声ダウンロード不可）

boocoはiOS/Androidのみ対応なのでパソコンやタブレットではダウンロードできません。

【音声ダウンロードの方法】

①アプリのホーム画面下の [さがす] をタップする

②検索窓に著者名 or 書籍名 or 商品コードを入力する

③候補から書籍を選び [聞く] をタップする

④右上の [一括ダウンロードマーク] をタップする→チェックのマークになったらダウンロード完了！

②音声再生しながら本に一通り目を通す

ダウンロードが出来たら、まずは本を見ながら音声を一括再生しましょう。

特に初心者の場合は、一発目から発音を気にしすぎないことがポイントです。軽く聞き流す程度でOK！

③基本フレーズの解説を理解してから例文を音読する

本にはフレーズごとにイラストがついているので、そのフレーズが使われる状況をイメージしながら声に出して音読していきましょう。

順番的には、基本フレーズの解説（左ページ）を読みフレーズのニュアンスや意味をしっかり理解してから、応用編である【GROWN-UP】（右ページ）として取り上げられている例文を繰り返し音読練習するという流れです。

知っているフレーズであっても間違いやすい点/注意点【BE CAREFUL】の解説はタメになるので必ず確認しておくのがおすすめ

例文自体はそこまで多くないので1フレーズで取り上げられている例文を全て数回繰り返し音読練習しても5分もかかりません。

発音がわからない、何となく自信がない人は後回しにせず必ず正しい音声を確認してから練習しましょう。

④音声とスピードを合わせるように音読を反復練習する

最後に仕上げとして、音声のスピードと合わせるようにひたすら音読練習を繰り返しましょう！

話すスピードは早ければ早いだけいいわけではないが、ネイティブとの会話ではテンポ感やスピード感も多少は必要なのでスムーズに話せた方が聞き取りやすくより相手に理解はしてもらいやすい。

特に「英会話なるほどフレーズ100」や「英会話きちんとフレーズ100」に収録されているのは短めなフレーズも多いので初心者でも何周か反復練習すれば割と簡単に音声のスピードについていけるようになります。

①〜④のステップを各フレーズごとに繰り返すもよし、①〜③のステップを徹底してから④の音読練習をひたすら繰り返すもよしなので自分に合っている方法で進めていきましょう。

使用開始から6ヶ月間で得た学習効果【忖度なし】

さて、ここまで特徴や内容を紹介してスティーブ・ソレイシィのフレーズ集をゴリ押ししてきたわけですが、、

と気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。

というわけでこちらでは私が英語学習を本格的に始めた時期に「英会話なるほどフレーズ100」「英会話なるほど練習帳」「英会話ペラペラ練習帳」を使って集中的に半年間学習を継続した結果、得られた効果を忖度なしでシェアしていきます！

6ヶ月間の学習効果

初めに私の場合は、中学英語のやり直しをコンセプトとした超初心者向けの文法参考書で基本文法を勉強してから、「英会話なるほどフレーズ100」を使用し始めました。

その後、私が6ヶ月間フレーズ集をどれくらいのペースで学習していたのか？といいますと

当時の私は、同時に文法学習もちょこちょこ取り入れていたので1日に最低5フレーズずつと設定してコツコツと継続することを目標にして学習していました。

ちなみに「英会話なるほどフレーズ100」使用前の私の英語力と言えば、挨拶と簡単な自己紹介（「私は〜です/ 〜が好きです」「私の趣味は〜です」など2〜3語で作れる英文）程度でも考えながら話すレベル。

そして6ヶ月後…

もちろん例文を100%丸暗記できていたわけではありませんが、本に載っている基本フレーズの最低でも8割はカナダに住んでいる今でも日常会話で使えています。

なにより学習効果として驚きと同時に嬉しかったことが、「英会話なるほどフレーズ100」で学習後に行ったフィリピン語学留学で英語を話すことに対する抵抗をあまり感じなかったこと。

海外の方と比べてシャイな日本人は、間違いを気にするがあまりそもそも英語を話すこと自体に抵抗や照れを感じて積極的に話せない人が多いと言われており、私もその一人でした。

完全克服とまではいかなかったものの、英語を発することに慣れることができたのは間違いなくこちらの本で反復練習を継続した成果だと自信を持って言えます！

また「英会話なるほどフレーズ100」を学習している過程で自然とフレーズの概念や使い回すコツが学べていたためか、その後に使用した他のフレーズ集でもフレーズがわりとスムーズに頭に入ってきて覚えやすく感じました。

フレーズ集を使った学習のコツ

フレーズ集を使った学習のコツ

シチュエーションをしっかりイメージする

先述した例でも取り上げたポジティブな意味の「いいな、羨ましい！」と言いたい時に使う「You’re lucky.」というフレーズ。

※「I envy you/ I’m jealous.」の日本語訳は同じく「羨ましい」と言う意味だが嫉妬や妬ましさを含むネガティブな表現となる

こちらを日本語で言うなら声のトーンや言い方次第でポジティブにもネガティブにも使うことができます。

しかし残念ながらこのフレーズの場合、英語ではシチュエーションによって使う言葉が変わるので注意が必要です。

スティーブ・ソレイシィのフレーズ集にはイラストがついているので基本フレーズを丸暗記するだけではなく、各フレーズを使うシチュエーションにも意識を向けて学習することでよりネイティブに通用するスピーキング力を磨くことができます。

フレーズのニュアンスにも目を向ける

そもそもニュアンスとは、「言葉や意味合いなどの微妙な違い」を表す意味です。

代表的なところで言うと、「見る」という意味の英語。

全て同じ意味ですがニュアンスが全然違います。

例えば「偶然見かけた」と伝えたいのに「I watched her at the store today.」のように「watch」を使ってしまうとあなたは彼女が買い物しているのを目で追って見ていたという少し怪しい意味合いになってしまいます。。

「見かけた」と言いたい場合は意図せず視界に入る状態で使う「see（saw）」を使うのが正解。

「英会話なるほどフレーズ100」の例文では、日常会話で使えてかつ主に基礎単語が使われており初心者でもニュアンスを掴みやすいので、こちらにも注目すると覚えるだけのフレーズ集に終わらず学習効果も2倍になるでしょう。

アウトプットを欠かさない（オンライン英会話の活用など）

文法を学ぶのも単語やフレーズを暗記するのも立派な学習ですがこれらは「インプット」のための学習でしかないのでスピーキングを鍛えたいのであれば「アウトプット」が必須です。

文法を学ぶ→単語やフレーズを暗記する。

筆記のみの試験勉強ならこれで問題ないですが、、

会話ができるようになりたいのであれば「話す」練習をしなければ一生話せるようにはなりません。

話せるようになるための学習のコツは覚えたフレーズをどんどん実際に使ってみること。

とはいえ日本に住んでいれば周りに外国人の友人や知り合いがいない人もいらっしゃると思うので、フレーズを大体覚えてきたタイミングでオンライン英会話を短期間から利用してみることをおすすめします。

最近ではほとんどのオンライン英会話で無料体験なども実施されているのでまずはお試しで利用してみるのがお得な活用方法です。

【おすすめのオンライン英会話（無料体験アリ！）】

・QQ English （無料体験レッスン：2回　25分/回）

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・ネイティブキャンプ 　（無料体験レッスン：7日間　時間無制限）

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こんな風に感じる方には、まずは自分のペースでほんの数分の空き時間でも学習できる英語アプリから始めてみるのがおすすめですよ。

なかでも「スタディサプリENGLISH」では本記事で紹介している「英会話なるほどフレーズ100」の著者であるスティーブ・ソレイシィさんの講義動画が多数収録されており、動画学習も可能です。

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まとめ

さて今回は初心者から中級者まで幅広く愛用されている「英会話なるほどフレーズ100」を含むスティーブ・ソレイシィのフレーズ集シリーズについて紹介しましたがいかがだったでしょうか？

日常英会話では必須とも言えるフレーズを覚えて使いこなせるようになることは、実用的なスピーキング力を確実に鍛えるための最大の近道です。

とはいえこちらの本に限らず英語学習本を選ぶうえで大切なことは、現時点での自分の英語レベルや目標に合っているかどうかなので今回紹介した本も決して万人におすすめだとは言いません。

こんな方には、是非一度は騙されたと思って使ってみてほしい一冊だということは自信を持って言い切れます！

スピーキング学習で何から始めたらいいかわからない人も含め、数あるフレーズ集の中からどれを使うか迷っている人の英語学習本の選択肢の一つとして本記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。

それでは一緒に楽しい英語学習でスピーキング力をグッと上げていきましょう！

最後まで読んでいただきありがとうございました。